足底筋膜炎(足底腱膜炎)

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足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは
足底筋膜は足の深部に存在する踵(立っている時に地面と接する部分)〜5本の指の付け根に付着しています。筋肉ほど柔軟性が無く靭帯ほど硬くない準弾性体と呼ばれています。
主に足の内側アーチを支える役割があり、歩行時足をつく時にはアーチが潰れすぎないように支持し、蹴り出しの時には組織にテンションがかかり足の安定性を高めてくれます。
そのため足底筋膜炎は立っているだけでも常に身体のバランスを支持するために働いている組織といえます。
足裏の組織はとても敏感でたとえば靴の中に小さいな砂や小石が入っていてもわかるほど繊細で感覚か鋭いと言えます。人が立っているときにまっすぐ立てているのは足裏から得られる地面の状況が明確に体に認識されることで反射的に姿勢を保持できています。
スポーツにおいてはさらに敏感でなければ不安定な動きや急な動作でパフォーマンスが発揮できない、他のケガにつながるリスクもあります。
足底筋膜炎では初期症状は張り感から始まりますがその時点でかばう動き代償運動が始まります。ひどくなれば足をつくことさえ痛みで難しくなり、足裏の感覚はさらに鈍くなります。
他のケガにつながる前にしっかりと初期段階から治療をしていかなければなりません。
一度痛みが出だすと痛みが悪化するケースが多く特にスポーツや仕事で負荷があまりかからない環境でも発症するリスクがあります。
年齢によってなりやすい時期はなく当院でも小学生〜高齢者の方まで老若男女問わず様々な方が来られます。
足底筋膜炎(足底腱膜炎) の原因は?
痛みは踵から足裏の辺りまで出ることもあり、原因としては一回の衝撃ではなく使いすぎによる発症が多くを占めます。
足底筋膜はもともと立っていれば常に負荷がかかるため非常に強力な組織でできています。
そのため運動や仕事で使う量が多く負荷がかかったとしても痛みが必ず出てくるわけではありません。ではなぜいつも通りの運動量でも痛みが出だすのか。
注目しなければならないのは内側アーチを支持している他の筋肉や靭帯などを診なければなりません。全ての組織が通常通りの機能をはたし、協調性を維持していれば負荷が全体に分散し使いすぎによる痛みは起きにくい状態となります。
この協調性が崩れる原因としてはスポーツや普段の動きの中でいろいろなことが考えられます。
例えばマラソンされているランナーの方では走っている時の動きのリズムがいつもより崩れて片方の足の負荷が増えた時。バレーボールではジャンプと着地の際の荷重比率が変わってしまった時などがあります。
他には靴を変えた時にフィットしていないなど外部環境の影響を受けることもあります。
自分では自覚できていない微妙に起きているアンバランスな動きの積み重ねで組織を少しずつ傷つけていくことになります。
足底筋膜炎が起こりやすいスポーツ
サッカー・マラソン・バスケットボール・ラグビー・陸上競技・テニス・アメリカンフットボール・クラシックバレエ・バレーボール・野球・卓球・ハンドボール・トレッキング・ゴルフ・ソフトボール・ラクロス
どんな症状に悩まされるのか
足底筋膜炎は年齢・性別・仕事・スポーツ問わず様々な状況下で発症するリスクがあります。そのため症状の現れ方・痛みの種類は刻々と変化していきます。
足底筋膜炎の症状の進行は比較的早いことが多く、違和感を感じ始めてある日突然、朝歩き出そうとしたときに急激に痛くなるなど。
普段激しい練習で痛くなる前兆が分かりにくくなりますが、普段より何か違う違和感がある場合などは早めに治療を開始しましょう。
当院では
- 朝、起床し立ち上がった時に踵から足裏に痛みが走る
- 動いている時は少し痛みがマシだが動き出しに痛みがでる
- ランニングなどの運動中、もしくは運動後に痛みがある
- 長時間立っている時、長時間歩いている時に時間が経つにつれて痛みがきつくなる
など軽度の症状から重度の痛みに悩み、お問い合わせを頂くことがあります。
ひどくなれば足を地面に着くだけでガラスを踏んだような鋭い痛みが発生し松葉杖をつかなければ歩けない状況で来院される方もいらっしゃいます。
やまぐち整骨院の 足底筋膜炎 への治療
当院では足底筋膜炎は痛みのある場所が原因ではなくなぜそこに負荷のかかる動きになってしまっているのかを追究し治療を行っていきます。

症状によって来ていただく頻度や期間は異なりますので診察後に施術計画についてご相談させていただきます。
足底筋膜炎 でお悩みならやまぐち整骨院へご相談ください!
現在の症状や治療に対して悩まれている方・相談だけしたいという方も遠慮なくお問い合わせくださいね。お待ちしております。