当院に完備している「アキュスコープ」「マイオパルス」「ハイチャージ」について(微弱電流編)

テーマは当院で扱っている治療器に関してですが本当は前回の記事でお話しするつもりが、この機器を知る上で重要な「痛み」のテーマに脱線し治療器の話が出来ず…m(._.)m
数回に分けて説明させて頂く事にしました!
今回では微弱電流が怪我や身体の不調に有効な理由と微弱電流治療器「アキュスコープ・マイオパルス」についてお話させて頂きます👏
今回に関しても少し痛みについて触れながらさせて頂くので、もしご興味ございましたらリンクを貼り付けておきますので読んで頂ければと思います🙏
当院に完備している「アキュスコープ」「マイオパルス」「ハイチャージ」について(痛みの歴史編)はこちらから
ではここから本題に、「アキュスコープ」「マイオパルス」と他の治療器と比較しながらお話しさせて頂きます。
「ハイチャージ」はまたこの二つとはアプローチの方法と働きかける細胞が異なる為また次回にお話しさせて頂きます!
治療器の分類としては電気治療器として扱われます。この記事を読んでいる方の中には電気と聞くと痛い、怖い、ビリビリするなどあまり良いイメージをお持ちで無い方も居られると思います。少しでも治療に電気を使うことの目的やメリットを知ってもらえればと思っています!
日本には現在、低周波・干渉波・さらには家庭用の電気治療機などあらゆる機器が存在し自宅でもケア出来るほど便利になってきております。
特にサイズもコンパクトな物も増えておりリュックやかばんの中に入れることが出来きスポーツの現場などでも重宝されています。
ただ「アキュスコープ・マイオパルス」はこれら従来の電気治療機とは根本的にシステムが全く異なるものになります。電気の種類は「微弱電流」、文字通り非常にかすかで弱い電気という意味を示します。電気のイメージですが患者さんから出力が強い方が良く効きそうというお話を聞くことがあります。
マッサージもそうです、どの時点で何がきっかけかは不明ですが体への刺激が強い方が効果がるという考え方が根付いていることがあります。
ここで知っていて欲しいことが、何故怪我や身体の不調に対して電気を使うのか、刺激の強さは身体にどのような影響を与えるのかこれらは治療器を知る上で重要な知識になります。
内容は前回の記事にも少し触れながらになりますがご了承下さい🙌
電気と身体の関係
前回の写真を使用しますが
・身体を動かす
・身体内部(内臓、ホルモン分泌など)で起きる自動で働く組織
・心臓の自動運転
など生命を維持する仕組みというのは脳と身体という受容器のアウトプット、インプットの関係で成り立っています。
この情報のやり取りの手段に我々は身体の中で微弱電流を用います。
これを「生体電流」と表現する事もあります。
その為、身体の不調・怪我などを治す為の命令、食べた物を消化する為の酵素の分泌、ホルモンなどの内分泌のコントロールなど目に見えない働きも全て電気的ネットワークが重要になります。
そして時にはこのネットワークが乱れたり、途中で間違った電気信号に変換されてしまうことで身体の内外問わず症状が現れます。電気治療はこの電気ネットワークを再構築する為に使用し身体が治ろうとする本来の治癒力を発揮させる目的で用いられます。
脳は生命を維持する為に細胞レベルで身体の情報を得ようと情報交換が絶え間なく行われています。スピード、正確性など電気による伝達は一番効率が良いものだと考えられます。
そして様々な電気治療器の種類がありアプローチが可能な部分も電気の種類によってよって変わってきます。治療器意外に銭湯にも電気風呂が存在する様に体と密接な関係があります。
電気治療を身体の不調の改善、怪我の修復だけでなく本来の身体の働きを取り戻す為に扱っている理由に「生体電流」が大きく関わってきます。
身体への刺激
身体の外部・内部から更に自分の動作で発生する刺激も全て受容器(センサー)が存在し脳に情報を送ります。そしてその刺激が身体にとって安全か危険かの判断を行います。
例えば、
熱すぎる→火傷 、冷たすぎる→凍傷
圧力が強すぎる→圧痛 、電気刺激が強すぎる→深部火傷
上記の内容だけではありませんが全ての刺激において自分の組織を壊してしまう恐れのあるものは文字にも含まれている通り痛みや傷という形で身体に現れます。
マッサージのもみ返しがあったり、電気治療の後に疼いたりなど、身体に刺激を入れた後に極端な変化が現れた経験はないでしょうか?
これらは自分の体にとって良くも悪くも刺激に対して危険だと信号を送っていることになります。
脳は常に自分の命を守る為にどんな些細な刺激にもセンサーが働くようになっています。
では治療器について説明する為の材料が揃いましたので始めます!
一般的な電気治療器
基本的に従来の電気治療器はまずは
①治療する施術者が患者の訴える症状を診察・観察し
②それに合わせて機械の周波数、強度、時間などのセッティング
③その後一方的に電気を通電する内容のものがほとんどです。
この時に問題になるのが上記で説明した、「身体への刺激の強さ」、「電気的刺激に対する皮膚抵抗」があること、そして身体の中の「電気ネットワーク(生体電流)が非常に微弱」であることです。
電気を流すと当然、流す為の機械が皮膚に触れて電気を流していくのですが、この機械が触れている瞬間に圧力がかかりすぎたり、通電以前に違和感がある状態だと脳は身体への危険な刺激を受けていると判断し皮膚による抵抗が強くなります。
電気の出力も同じく電気治療を受けた方でピリピリと感じたことがある、静電気でバチッとなった時に痛みを伴ったなど電気と聞くとこのようなイメージが思い浮かびます。
このように感じているのは既にその電気に対しても身体が受け入れず皮膚がはじいている状態になります。
そして最後の壁が体内の微弱すぎる電気ネットワークです。
一般的な低周波などの治療器はA(アンペア)という強さのものが多いですが体内に必要なのはA(アンペア)の1/100万のμA(マイクロアンペア)の単位が必要になります。この単位の電気を流すことが出来てようやく怪我や身体の不調で乱れているネットワークを修復することができるのです。
今までの治療器全てではありませんが、電気が体内に到達する為の壁を越える事が困難でした。
アキュスコープ・マイオパルス
当院の治療で必ず使用する治療器が「アキュスコープ・マイオパルス」の二つです。
治療器はアメリカで製造されており最先端の技術が使われおります。
この二つは今まで説明してきた生体に流れる電気ネットワークまでに存在するあらゆる壁をクリアし、さらには微弱電流の出力はμA(マイクロアンペア)の為直接アクセスすることが可能になります。
治療時の刺激はほとんど感じるか感じないか程度で皮膚の抵抗を通過し脳が危険だと判断しない程の細く微弱な電気を通電していきます。
そして通電時に使用する器具は先端が丸くなっており肌に触れる際に極力違和感の無い形状、通電時にも触れている程度の圧力で治療が可能となっております。
☆治療器の最大の特徴は治療器自体に身体の電気的ネットワークの情報を読み取ることが出来ます。
つまりは我々、施術者が触診では把握することが出来ない身体本来の治癒力の妨げになっているネットワークの乱れを治療器自体が読み取り数百種もの電気的パターンを通電。身体から脳へのネットワーク、そして脳から身体へのネットワークが正常化し正しい情報の送受信がが可能になります。
身体の内部からシステムを変えていくので
・怪我の修復スピードの向上
・長年悩んできた慢性的な症状、内臓の症状
などあらゆる病態に対応することが出来ます。
よく使う表現では「治療器と患者さんの身体が会話を行なっている」という言葉を用います。
身体がここが異常だから症状が出ていると治療器に伝えてその情報を受け取り正常値になる為に必要な通電を行う事を繰り返します。
「アキュスコープ・マイオパルス」では治療器に組み込まれている電気のパターンが違う為
・アキュスコープでは神経系、腫れ、痛み等の症状に特化しており体内の読み取り機能はアキュスコープの方が優れております。例)神経痛、痺れ、腰痛など
・マイオパルスも読み取りの機能がついており、骨、筋肉、靭帯などの軟部組織の治療に特化しています。例)肉離れ、骨折、捻挫による靭帯損傷など
ここまで前回と合わせるとほとんどが治療器以外の話になってしまいましたが、身体の基本的なことが分かってこそ自分が何を選択し、体と向き合っていくべきかを決定することが出来ます!
現在治療院もたくさんあり治療法も正解、不正解はありません、自分の身体の反応を正直に受け入れ自分に合ったものを見つけてください🙏
分かりにくい記事になってしまったかもしれませんが身体に関して治療器に関して気になることが有ればLINE、電話、メールでいつでもお問い合わせください。
次回はもう一つハイチャージに関してお話しをさせて頂きます!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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