ザコザーラ、正しい座り方とは?

今回は当院でもよく質問のある座るときの姿勢について、そして院でも扱っている高反発クッション「ザコザーラ」の話もさせて頂きます!
先にURLを載せさせていただきます、来月からネットショップを始めることになりました!
今回お話しにも出てくるザコザーラも含まれておりますが、今後いろんなトレーニング・健康グッズや食品も扱っていく予定です。
いつでもお問い合わせください!
人にとって座るとは?
普段みなさん椅子に腰掛けている時、床に座っている時に何を意識していますか?
・猫背にならないように背筋を伸ばそう ・足を組まないようにしよう ・常に綺麗な姿勢で座らろう
と意識をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし実際には座っているときに持続的に身体に意識を向け続けるのはとても難しいことです。
座りながら何か作業に夢中になったり集中していくと自然と身体に意識を向けれなくなる方が多いと思います。そして気がついたときにまた背筋を伸ばしての繰り返し。
実は座るという行為は二足歩行の我々にとってはとても大きな意味を持ちます。
その一つの理由として四足歩行の動物では「座る」という明かな動作が存在しないことです。
犬などのペットのしつけなどでお座りがありますが、あくまで伏せるまでの過程で起きる動作に「お座り」と名前を付けてしつけているだけで伏せと座るの境界線は曖昧なところがあります。



ご興味のある方はYouTubeなどの動画で四足歩行動物の「立ち姿勢〜伏せ」までの動きを見て頂ければと思います。伏せる直前、我々がよく目にするお座りの動きを経由してから伏せに入ります。
対して二足歩行の我々は立つ、座る、寝るの動作や姿勢がはっきりしており、人間にとって座る姿勢は生活をしていくうえで特別な意味があります。
その為、座る事自体が身体にとって害のある行為ではありません、我々が自然に行なっている動作は身体にとって必要なことです。
しかし一つ問題があります、明かに昔に比べて座っている時間が長くなっていることです。
今や移動手段・仕事・学校など椅子に座っている時間が1日の大半を占めることもあります。
座るとは、
などあくまで目的を成し遂げる為の一つの姿勢です。
しかし座っているだけで「腰が痛くなる」、「肩周りが張ってくる」、「足が痺れてくる・冷えてくる」などの身体に症状が現れるということは座っている時のバランスに問題があり身体にとって良くない姿勢の保ち方になっているという事です。
では座っているとき身体にとって「バランス」の整った状態とはどのような姿勢でしょうか。
一般的に皆さんの認識として
とはっきり区別されているのではないでしょうか。
この考えは身体の仕組みを知れば全て正解とは言い切れません。
座るという行為はそもそも身体の体重を2本の足、狭い支持面積で支えるようになってから負担を軽減させる為に行われるものです。
その為自分が楽に感じる姿勢を取りたくなるのはごく普通の事です。
普段座っているときにとっている姿勢
「猫背」であろうが足を組んでいようが「ピン」とした姿勢であろうが
自分にとって楽な姿勢をとりたくなるのは当たり前のことです。
しかし、身体の構造を考えると座っていても負担にならない、理にかなった姿勢が存在します。その姿勢は人それぞれ身体によって異なります、少しでもこの記事が参考になればと思います!
身体を構成する組織、座っているときに重要になるのが
「筋肉」そして「骨」。
これら組織によって身体はどのようにあらゆる負荷から身を守っているのかを考えていきたいと思います。
背骨に存在するカーブ
人間が立っているとき、座っているとき身体にかかる地面からの衝撃そして頭から足(立っているとき)もしくは骨盤(座っている時)までかかる重力に対し負担を軽減するために背骨がS字にカーブしています。
座っている時に身体に何らかの症状が現れる場合、この衝撃吸収の構造を無視した姿勢になっている可能性があります。
猫背や足を組んで座る場合、写真のような骨盤と背骨の状態になります。


そうすると腰のS字が無くなったり、横に屈曲する湾曲の状態になります。
(生まれつきの背骨の構造で湾曲していたりはっきりとしたS字カーブがないこともありますがその場合でも身体にとって負担のかかりにくい重心があります。)
このS字カーブに上手く体重を乗せれる姿勢は床に対してお尻の付け根に存在する坐骨と床が垂直に近い座り方です。
横から見ると足から床と坐骨から床が並行に近くなる位置です。

猫背

そうすると背もたれもいらないほどスッと楽に座れるうえに背骨のS字カーブにより身体の一部分に集中している負荷が全体に分散します。
しかし人それぞれ骨格が違うためこの背筋が伸びているけど力が抜けて楽に座れるポイントを見つける事が重要になります。
なぜ背筋を伸ばしているときに脱力が必要になるのか、それは次の課題「筋肉」に存在します。
拮抗する力を持つ筋肉
動物の身体に存在する筋肉は表裏(お腹側と背中側)と左右対象に存在することで関節を曲げたり伸ばしたり自在に動かすことが出来ます。
しかしこれらの筋肉量には日ごろの運動量でばらつきが生じてしまいます。
運動していないと筋肉が低下するように普段の動きで必要なものしか身体は作ろうとしません。
そして筋肉の特徴として座るときにも重要になるのが、ある一定の張力(伸びている状態)が無いと力が入らないということです。
座っているときに猫背になっている時背中が丸くなります。
そうするとお腹と胸が縮んでいる状態、腰と背中・肩の筋肉が伸びている状態となります。
伸びている状態ということは輪ゴムと一緒で縮む力も常にかかり続けている、人で言う「力む・緊張」している状態になります。
結果座っている時の姿勢を保つ為の緊張は腰・背中・肩に集中するため長時間のデスクワークや勉強でだるさや肩こりなど症状が出てきます。
更に影響を及ぼすのが坐骨から膝まで付着している太ももの裏に存在する「ハムストリング」です。
この筋肉は歩く、走るなどの運動時はもちろん大きな神経が通っており機能が低下すると坐骨神経痛や腰痛の原因にもなります。
ハムストリングに張り感が無くなると力が入りにくくなり機能・筋力低下にも繋がります。
腹筋には体幹と呼ばれるお腹周りにコルセットのように付着している筋肉が存在します。
これは息を吸ったときにお腹が伸びて力がその後に入ってくる体幹の本来の働きそのものを表しています。
体幹の働きとしては筋肉の緊張だけでなく、「内臓の安定」にも繋がっています。体幹の筋肉が働くと締める力で内臓の下垂を阻止し機能低下を防ぎます。
この働きがなく内臓が正常な位置より逸脱してしますと機能が低下、内的な病気にも繋がってしまうこともあります。
この「体幹の筋肉」と「太腿の筋肉」は背中との緊張のバランスにより姿勢を保持するだけではなく、ジャンプ・走る・蹴るなどスポーツでも重要な役割をしており運動時以外にも刺激を入れ、コントロールできるようにしておきたい部分でもあります。
ザコザーラはこれらのシステムのバランスを調整してくれる商品になります。
ザコザーラ
ザコザーラは人それぞれの骨格や筋肉の違いに合わせて座っているときに自分にとって正しいバランスを見つけるきっかけ作りをしてくれます。
製品の性質としてはウレタン素材の「高反発クッション」になります。
形は半円、平らなものと種類がある為あらゆる場面で使用することが出来ます。
・高反発の原理としては座るときに骨盤の下にクッションを置くことで自分の体重で沈んだ力の分だけ骨盤を下から支えてくれる反発力を生み出します。
・低反発の場合、柔らかいクッションやソファに座っているとわかりやすいのですが体重がかかった分そのまま沈み込んでしまう為骨盤が「猫背の」ときに近い状態になってしまいます。
普段猫背の状態で無理に意識して背筋を伸ばして座っていると形は綺麗なのに腰・背中・肩に症状が出る。
これは結局筋肉のバランスが良くなったわけではなく、無理やり背中側の筋肉で姿勢を保っているからです。
ザコザーラは上に座るだけで、自分の意思とは関係なく下からくる反発力により骨盤が立つことでお腹側、背中側の緊張が拮抗し自然と力を入れずに正しい姿勢をとることが出来ます。
その為特に
・座りっぱなしから立つ瞬間にスッとてる
・お腹の力が戻り便秘などの内臓の不調改善
・ハムストリングの適度な張力から生み出される緊張により冷え性の改善
・立ち仕事の際にも腹部に力が入りやすくなる
など様々な効果が期待されます。
さらに一般の方だけでなくスポーツ選手にも勧めており、体幹への刺激、太腿の筋バランスが整う為運動中のパフォーマンス向上にも繋がると考えられています。
ザコザーラは自分の身体が本来どれだけ素晴らしい機能を持っているか気づかされる一つのきっかけです。
今後ネット販売もしていく予定です、興味のある方はいつでもご連絡下さい!
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