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気象と身体の関係性(フェーン現象)

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今回の記事は何かの予防やトレーニングではなく、あまり考えることが無いと思いますが「我々が自然に中で生かされ」、その自然が我々にどのような影響を与えているのか少し考えて頂ければと思います。

気象、一つの現象にスポットを当ててお話させて頂きます、お時間ありましたら目を通してみて下さい。

気象と身体の歴史

天気や気圧などの気象による身体への影響については100年以上も前から記録があり、正岡子規が病床にて書いた日記「病牀六尺」にも記されております。

病牀六尺

19025月5日から連載が始まり、7日には体調を崩しています。その頃の内容は8日は雨で「天気工合とともに少し待ち合うてみたが」と天気を気にする内容があり、13日に経験の無い大苦痛を感じている記載があります。

はっきりとした証拠があるわけではありませんがこのように昔から気象に関する身体との関係を記載するものは存在します。

そして気象に関して医学に関して最古の物で行きつくところは古代ギリシャに存在していた「医師ヒポクラテス」です。

皆さんも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

ヒポクラテス

「医学の父」と呼ばれ、医学を迷信や呪術ではなく科学的にとらえ、初めて医師という職業を確立し医学を発展させた人物とされています。

そして彼の書「古い医術について」には空気・水・場所が生物に与える影響に関しての内容も記されており、遥か昔から医学を知るうえで気象は重要な事項になります。

気象学」という学問として歴史は浅いものの生物が誕生したこと自体にも関係がある事も伺えます。

風、大気、水など自然があるからこそ生命が存在し、時にはその影響を受けているのは間違いありません。

気象による体調の変化

現代ではこのような気象によって身体の不調を訴えることを「気象病」と名前を付けられており一般的な認知度も高く、数千万人以上がこの病で悩んでいると言われています。

例えば

•「天気が悪くなると頭痛、昔怪我した部分がうずく」

•「台風が近づくと喘息、気管支系の疾患がある方は発作が出る」

•「季節の変わり目にめまい、難聴、やる気が出ずうつのような症状が出る」

など

気象病は明らかな原因が分かっている病気では無いので、気のせいなど本当に悩んでいても真に受けてもらえず我慢し無理をしていた時代もあります。

さらに近年気象病の特に痛みや、不安感やうつなどの症状は「天気痛」と名付けられ、2005年日本で初めて愛知医科大学病院痛みセンター内に「気象病・天気痛外来」が開かれました。

ちなみにネットで天気痛予報で調べるとこのように予報も見ることが出来ます。

天気痛予報

天気による不調が病気として扱われるようになりましたがまだまだ解明されていない事が多くこの記事では日本以外でも脅威と間げられている気象の現象、「フェーン現象」についてお話しします。

フェーン現象について

日本ではあまりメディアでも名前が表記されない為知られていないですが、日本でも年間通して起きている現象です。

大阪では今年の1月28日(火)最高気温19.1°を記録し104年ぶりに更新しました。この時期の急な気温上昇はフェーン現象によるもので全国的にも3月にも観測されています。

今年の日本内で観測されたフェーン現象

ではまずフェーン現象の原理についてお話しします。

フェーン現象の原理

フェーン現象は特定の気圧配置において起きるのですが日本の気候で説明させて頂きます。

日本では冬〜春、秋〜冬にかけて発達した低気圧が日本海に現れ、この低気圧に向かって太平洋側の高気圧が流れ込む時に発生します。

もともとは季節の変わる頃にかけて発生することが多いのですが、近年では台風の影響もあり、真冬や真夏にも季節外れの気温上昇が見られことが増えました。

なぜこのような気温上昇を引き起こし乾燥した風が吹いてくるのか、これは大気が山を超えてくる時に理由があります。

例えば山の高さを2000m、気温を20°と仮定します。

気温は高度が100m変わると約0.6°変わります。

基本的に気温は高度が上がれば上がるほど低くなっていきます、約100m上昇するごとに0.6°下がっていきます。そして山を超えて降る時は0.6°上がっていきます。

この原理でいくと±0の為気温は変わらないはずです。

 

しかし山頂に近づいて行くと大気中の水分は凝結し、「」が生じます。この雲が出来ることに原理があります。

水分を多く含む大気()は温度が変わりにくく本来100m0.6°変わるところが半分の約0.3°しか変わらなくなります。そして雲が出来ればそのまま雨が降り水分は重い為、山を越えた後の空気が乾燥します。例えば1000mから雲が出来たとすると山頂で11°になり麓に到達する頃には温度が上がっており23°になります。

自然の原理で山を越えてからの空気は乾燥し、気温が上がって地上に風が吹きます。

大阪の1月の例で行くと27日は天気が崩れ、28日は気圧が下がり、昼間だけ晴れ気温が上がっています。

フェーン現象の時は気圧の変化・天気の変化がとても激しくなります。

そしてこのフェーン現象は世界ではもっと脅威的な現象と捉えられ、実際に数多くの人が影響を受けている記録が残っています。

フェーン現象による世界中での影響

フェーン現象の語源は日本では無くドイツ語で「ヨーロッパのアルプス山中で吹く局地風」が由来となっています。

ヨーロッパから始まり各地でも同じ現象が起きており伴に体調不良者が増えていることが分かり世界的に注目されるようになってきました。

ドイツでは「生気象学」として1930年台から研究が始まった歴史の浅い学問になります。

当時から湿度と気圧を変化させる装置による実験は繰り返されており、湿度と気圧の同時に変更に身体から痛みの反応が出る事が分かり始めたのです。

実際にフェーンと健康についてのドイツなどの文献では各地でもあらゆる症状の訴えがあり、

・ドイツでは精神が不安定になることが多く見られ

・オーストラリアでは自殺者の数の調査によりフェーンとの関係性が示されています。

・そしてある州では高血圧・偏頭痛・動脈障害の症例が増え、術後に出血過多、血栓症での死亡ケースが増えたそうです。

その為フェーンが止むまで手術を延期することもあるそうです。

今回はフェーン現象にスポットを当ててお話させて頂いておりますが、日本以外でも気象に体調が左右されているデータが集められており日々研究が進んでおります。

今のところすべてがこの現象の影響によるものだけとは断定できないものの何らかの影響は受けているのではないでしょうか?

一つ記事ご紹介させていただきます、こちらはスイスに関する記事ですが後半にフェーン現象について現場のリアルな状況も書かれております。

記事はこちら

今もはっきりと解明されているわけでは無いのですが、現段階でこの気象による身体の不調が起きるメカニズムについて

メカニズム

皆さんは風邪など体調を壊された時に自宅で何をしますか?

ほとんどの人がまずは体温を測るのではないでしょうか。なぜ体温を測るか、それは季節・気温・天候問わずある程度体温が一定に保たれているのを知っているからです。

体温は例えですが身体の内部・外部環境の変化に対して臨機応変にかつ一定の働きを保つ機能を「生命の恒常性(ホメオスタシス)」と呼びます。

そしてこの機能、天気とも関係してくるのが自律神経という神経です。

自律神経は「交感神経・副交感神経」の2種類から構成されており、身体の外部・内部の変化を感覚受容器(センサー)が受け取り変化に対して身体の働きを自動で調整する役割があります。

その為我々は意識的に一つ一つの内臓の働き、血圧、体温などをコントロールせずとも働きを保つことが出来るのです。

交感神経:身体の機能を活動的な方向へ働きかける。日中身体が活発に動いている(食事・運動など)時に優位になる

副交感神経:身体の機能を安静な方向へ働きかける。身体が安静になっている(睡眠・休息など)時に優位になる

自律神経の中枢となるのが左右の脳を繋ぐ「間脳」という部位になります。

間脳は身体からの情報入力と脳からの身体への指令が交差するポイントです。間脳にどれだけ正確な情報を伝えて正確な反応が出来るかで身体の活動が左右されます。

身体のセンサーは見えたものや触れたものなど物質に関与した刺激だけでなく、重力や気なども読み取ります。

今我々が座る・立つ・歩くなど重力下で活動できているのはセンサーによる正確な情報の読み取りのおかげであることは今までにも数回お話してきました。

天気が悪くなり気圧が下がると、身体はその情報を察知し外部の状況に対して自律神経が働き身体の機能を保とうとします。

そしてここからが問題なのがよく「自律神経の機能が乱れ」により気象病が発生し身体の不調が現れると言われていることです。

そもそも気圧などの情報を得たことに対する身体の自律的な反応であるのに勝手に乱れることがあるのでしょうか。

正確な情報をセンサーがキャッチ出来るようにすることが予防になるのではないでしょうか?

気圧のセンサー

気圧変化を察知するセンサーがあると言いましたがそのセンサーがどこに存在しているかも実験・研究が進められています。

有力なのは耳の奥に存在する「内耳」という部分だと言われております。

ラッドによる実験ですが低気圧状態の空間によって疼痛行動などが見られ、内耳の機能を失った後、同じ状況下に置かれても症状が現れなかったのです。

更に内耳の感覚を支配する前庭神経細胞が低気圧下で活発になり放電数が増加することが分かっています。

世界各国でも行われている気象病を抱えている患者さんに雨の時の気圧変化を再現した結果、症状の再現性があることは分かっています。しかしすべての患者さんに再現性があるわけでは無くはっきりとした根拠のあるものとはなっていません。

人のセンサーの働く条件や反応する刺激はそれぞれ異なり、その刺激に対する脳の反応も異なる為、気象病の本性は不鮮明な部分があるのも事実です。

ここまでいろんな現状、実際に世界でどのようなことが起きているのか普段、一般的に目にすることがないであろうデータも提示してきました。

しかし、結論は原因がわからない、実はこのように気象病だけでなく人それぞれ感覚(センサー)の働き方による身体に起きる現象というのは、その人の身体の反応の具合やタイミングを知らなければ解決出来ないことが多々あります。

試して頂きたいこと

人によっては天気予報を見なくなっただけでも気象病が軽減することもあるのは事実です。一度雨の日にケガをしたりたまたま同じタイミングで風邪を引いたりすると、天気予報で雨予報がわかるだけで、身体の緊張感・不安感が高まり症状が出ることもあります。

1、2週間自ら天気予報を調べることをあまり意識せず過ごしてみましょう。

もう一つ試して頂きたいことがあります、ブログ内でもご紹介しました、「ひもトレ」です。

内耳が気圧のセンサーである場合、そのセンサーが低気圧であろうが高気圧であろうが感知することは仕事として当たり前です。

しかしこの気圧を感知するセンサーと、実際に今自分の身体がどのような状態なのかを感知するセンサーは異なります。

自分の身体の情報と気圧の情報が上手く共有できなくなっている場合、脳からの指令も何を頼りに出せば良いのか判断に困ります。

ヒモトレはこの身体の状態を認識するセンサーに働きかけ正しい情報の入力を可能にしてくれる作用もあります。

動かしながらのひもトレももちろんですが普段の家事やお仕事中、就寝時に可能であれば常時体に巻き付けておくだけでも身体のバランスは整います、ぜひ試してみてください。

特にたすき掛け・胸・腰に巻くやり方は呼吸も変わります、参考にして下さい。

ひもトレ

出来るだけ毎日習慣でしてもらうか、気象病の前兆を少しでも感じた時には早めに行ってみて下さい。これで改善される場合、自分の身体が認識できていないことが気象病の原因になっているかもしれません、続けてみて下さい。

他にも対策はその人によって様々方法があります、一度ご相談下さい。

まずは自然の中に我々が存在していることを知り、敵対すのではなく自分の身体を今一度見つめ直すきっかけになればと思います。

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